古都を歩く    1.桂離宮 (2004-12-7)

宮内庁の参観案内  http://sankan.kunaicho.go.jp/

今回の旅は、一乗寺下り松のバス停で降りて、金福寺、詩仙堂、曼殊院を訪ね、さらに鷺森神社の参道を通り抜けるコース。 この鷺森神社の参道は紅葉が実に素晴らしい。 途中で何度か道に迷うが、土地の人が親切に教えてくれる。 音羽川の小さな橋を渡ると修学院離宮に出る。

修学院離宮は比叡山を背景に、山の斜面に54万平米という広大な敷地にある。 通用門を入ると待合室があり、ビデオで離宮内の案内説明を受ける。 今日は通常より人数が多いのか、40名ほどの参観者が集まる。 離宮内約3`の行程を1時間20分ほどで回る。

定時になると案内人に従って、下の茶屋の参観から始まり、中の茶屋に向かう。  ここには楽只軒があり、書院造の客殿一の間には有名な霞棚が見られる。  桂離宮の桂棚、醍醐寺三宝院の醍醐棚とともに「天下三棚」と称される。

一旦元の道に戻り、いよいよきれいに刈り込まれた松並木の山道を登り、上の茶屋に向かう。上の茶屋はかなりの高度があり、隣雲亭から望む風景は圧巻。眼下に浴竜池が静かな水面を湛え、北方には鞍馬、西方には愛宕山が望める。 比叡山を借景にした雄大な眺めの庭園である。浴竜池を巡り入口に戻る。

桂離宮