***さよならの季節に… 〜決戦前夜〜
私たちは戦いに備えて準備をしていた。
『…』
『なに?』
『べジータ様がさっき、私に“足手まといにならないように”って言ったの。』
『ふ〜ん…』
『あの人にしては優しい言葉じゃない?』
私は愛用の剣を研ぎながら言った。
『そうかもね。よかったじゃない。』
は嬉しそうに微笑んで
『うん。』
と言った。
『べジータ。私の足を引っ張るなよ。』
ザーボンはべジータにそう言い放った。
『ふん。こっちの台詞だ。』
べジータもそう言い放った。
私たちは作戦室で落ち合った。
『ザーボン。今回の惑星はどれぐらい離れているの?』
『さほど離れてはおらん。』
『ふぅん…』
私は惑星の配置を示したモニターをみつめた。
たしかにさほど遠くはない。
『下手に破壊すればここにもとばっちりが来る。うまくやれ。』
『待て!』
ザーボンの言葉にべジータが顔をしかめ、怒鳴った。
『今回は楽な仕事だったんだろう?!なぜここにもとばっちりが来るのだ!』
『…楽とは言っておらん。』
『なんだと…!』
その場にいた私とは感づいた。
私の推測は外れていたんだ。
フリーザはもともとべジータを参加させたくなかった。
そして式典でべジータが反論したときにべジータとの関係を探ろう、と思いついたのだ。
『だが“足を引っ張るな”とは言ったはずだ。お前が失敗すればここにもとばっちりが来る。』
『ザーボン!』
私はこそりとザーボンを小突いた。
べジータは小刻みに震えていた。
『べジータ様…』
が心配そうに見つめているとべジータはあからさまに睨みつけ、そっぽを向いた。
…大丈夫か?このメンバー…
と私は思った。
『そろそろ出発の時間のようだな。』
私たちは作戦室をでた。
つづく